ワークショップ2日目

本日のデモンストレーションは江川野智典さんから。
迷彩模様をつけるので緑系をメインに数種類の色ガラスを使います。
数色を何回かに分けてつけるので、アシスタントの学生も大忙しです。


ガラスコースの学生といっても、ガラスを始めてまだ半年。
本格的に作家さんのアシスタントをするのも見るのもほとんど初めてなので
作家さんに指導してもらいつつ一生懸命がんばってました。

 


出来上がったのは蓋付きのおおきな物入れ。
迷彩模様ということで、緑系にベージュが混ざっているのですが、
これがとっても扱いにくくて大変。
昨日も少し触れましたが、ガラスは色によって溶ける早さが違います。
緑や青系は、柔らかくなるのが早く、ベージュ等の白っぽい色や
赤い色は溶けるまで時間がかかります。
白っぽいガラスが柔らかくなるのを待ってると、柔らかい方のガラスが
どんどん変形していくため、均一の厚さに仕上げていくのが
とても難しいんです。


この作品と同じ迷彩模様のグラスは展示即売でも販売しています。


午後からは三浦和(ひとし)さんの登場です。
三浦さんと江川野さんは同じ磐田市新造形創造館のガラス工房所属で
一緒に仕事をしているせいか、さすがに息がピッタリ。
隣にある美短付属学院のじょしこーせーが見に来てくれて
なんだか2人ともテンションが高めだったのは気のせいでしょうか?


 
タンブラー(コップ)の後に作り始めたのが『ふた』。
蓋を作ってから本体を作るのだろうと思っていたら、
脇の方で「?」な物が用意されていました。
フライパンとかお塩とか……豆……?
なんでこんな物が置いてあるのでしょう?


完成に近づいて来ると……やっとわかりました!


ポップコーンを作るんです!
フライパンに油をひいて、ポップコーンを投入!
完成間際の熱いガラスの蓋をすると、どんどんはじけてあっという間に出来上がり!
‥‥って、ちょっと焦げてますけどね。