フェアウェルパーティー

作家さん方とのワークショップと一般体験も終了し、17日の夕方、アトリエももさだ多目的ホールにてフェアウェルパーティーが行われました。
 
フェスタの開会前までの参加申込数は、予想の40%程度だったのですが、ワークショップが始まったとたんに増えはじめ、一般体験が行われる頃には予定数を超えて、会場に入りきれるのかしらと心配する程になりました。ガラスの制作現場を見て、体験をして、ガラスの魅力を知っていただけたからだと思うのですがいかがでしょうか?

今回の4名の作家さんたちは皆お酒好きなので、開会直後から早くも盛り上がっていたようでした。
積極的にお気に入りの作家さんに話し掛ける方もたくさんいらっしゃいましたし、私自身にも「ブログ楽しみにしています」とお声をいただいたりと、一方通行の自己満足なイベントでは無く、ちゃんと受け止めてくれて、感動して、返していただけたことに「ああ、やって良かったな」と嬉しくなりました。
さて、パーティーの内容はというと、作家さんの挨拶はもちろん、重さ当てクイズやミュージシャンの生演奏、キャンドルサービスと続いてなかなかの盛り上がりでした。

重さ当てクイズは、会場に運ばれたガラスの塊の重さを当てると、賞品をもらえるというもの。塊をかかえてみて「見た目より重いよね」とか「家の犬よりは軽いかな」とか、さらに「5kgの米袋よりは重いんじゃない?」とか、なんとも秋田らしいというか主婦らしい意見もあがり、皆さんかなり真剣。それもそのはず、並べられた賞品がステキなものばかり。招待作家さんが作った作品だったため、一般参加者の方はもちろんスタッフまでかなり本気で考えて応募していました。結果、上位14名の中になんと半分近く関係者が入ってしまうという事態に‥‥。これには本当に御参加の方々には申し訳なかったのですが、答えを知っていたのは実行委員長であり塊を提供した小牟禮先生だけで、その他のスタッフは全く知らなかったんです‥‥。まあモチはモチ屋と言うように、ガラスはガラス屋と御理解いただければと思います(^ ^;) そういう私自身、13位に入ってしっかりゴブレットをゲットしたんですけどね(笑)
 
今回は二組のミュージシャンに御来場頂き、演奏をお願いしました。
一組目はアカペラグループのPASSIONさん。アカペラだから当たり前なんですが、ドラムやベースの音までマイボイスです! しかもメンバー6人皆さん声が美しくて素敵でした! アカペラと言うとゴスペラーズくらいしか思い浮かばない私ですが、すごく感動しました。

二組目はギターデュオのHearty Notesさん。2曲終了し、会場内も良い雰囲気になってきたところでなんと、招待作家の坂田氏が富山から持参したジャンベ(西アフリカの太鼓)を持ち込んで飛び入り参加。Hearty Notesさんも突然で戸惑っていたようですが、ゆったりとした3曲目からアップテンポの4曲目になると、会場も手拍子に合わせてリズムをとりはじめ、アンコールが起こる程に。
 

そして最後はキャンドルサービスで締めくくり。小牟禮先生と学生たちスタッフで作ったキャンドルスタンド(グラスになります)に火を灯して、一人一人に手渡していきました。その火は、ガラスを溶かしている溶解炉から持ってきたもので、今はまだ小さな火が一つずつ少しずつ、秋田にガラス工芸の火が広がり根付きますようにという願いが込められています。いつかその願いがという気持ちを込めて、全員で火を吹き消して終了。その時の小牟禮先生の言葉に、涙もろい和田さんはちょっと泣いてしまったようでした(?)。

ほとんどのイベントは消化してしまいましたが、展示販売は24日まで続きます。
19日からは学生も授業が始まりますので、ガラスの制作現場を見ることができるかもしれません。
このブログに載せきれなかった写真も今後ガラスフェスタのサイトで御紹介していきますね。

<篠崎>