ワークショップ最終日

今日はワークショップ最終日です。あっという間の四日間でした。
午前は坂田さんのデモで、手のひらサイズの一輪挿しからスタートして、ファイヤーポリッシュと言う技法を披露していただきました。

通常ガラスをピカピカに磨き上げる為には何段階もの行程を経て仕上げていきますが、光沢が出る前は磨りガラスの状態です。そこから更に手間ひまかけて砂や研磨剤を使って磨いていくのですが、磨りガラスの状態から表面が多少溶ける程度まで暖めて光沢を出すのが“ファイヤーポリッシュ”です。
言葉で言うと簡単そうですが、失敗すると今までの苦労が一瞬で水の泡になってしまう難しい作業です。


午後からは和田さんが、先日作ったひまわりをてっぺんに付けたレインボーのタワーを作りました。
先日から大きな作品を作るのは大変だと、何度も書いていますが本当に大変そうです。
右の写真は和田さんの左手。太い竿をしっかりまわす為にはかなりの握力がいるのでしょう。連日の大物続きでとうとうマメをつぶしてしまいました。痛そう‥‥。

今日のデモンストレーション終了後、見に来ていただいたお客さんと少しお話する事ができました。デモが終わると拍手をいただいて、皆さん少々興奮気味には見えますが、やはり直接言葉をいただくと、嬉しくなります(私がデモをした訳でもないのに)。
吹きガラスの現場は、室温もガラスも熱いですが、気持ちも熱くなるものだと思います。明日・明後日は、一般体験です。ぜひ、この熱さを体験していただきたいと思います。
 
<篠崎>